
女性、男性にも知ってもらいたいプレコンセプションケアのこと。
「かながわプレコン相談/産婦人科オンライン」の重見大介先生に、
プレコンセプションケアについて詳しく教えていただきました。
プレコンセプションケアについて詳しく教えていただきました。


妊娠中期(妊娠5~7ヶ月)
妊娠5ヶ月になると、胎盤が完成していわゆる「安定期」と呼ばれる時期に入ります。また、胎児の動き(胎動)がだんだんとわかってくる人が増えてきます。胎児の成長にあわせて子宮は大人の頭くらいに大きくなり、お腹や乳房の膨らみが目立ち始めるでしょう。また、子宮が大きくなることでトイレが近くな ったり無意識に姿勢が不自然になってしまったりという変化が生じます。自身の生活リズムや身体への気遣いを意識していきましょう。
なお、「安定期」は「もう心配なことは起きない」という意味では決してなく、「胎盤が完成して子宮内環境が安定する」という意味です。トラブルが起きないわけではないので、無理して働いたり旅行に行ったりすることはお勧めしません。
妊娠6ヶ月では、妊娠20週を超えて一般的につわりが落ち着き、活動的になりやすい時期に入ります。腰痛や便秘などのマイナ ートラブルを予防・改善するためにも、生活習慣を整える、軽い運動を習慣化するなどを意識していきましょう。胎児は、20~30cm程度になり、子宮内でくるくる動くほど活発になります。

妊娠7ヶ月に入ると、妊娠期の中では心身ともに比較的落ち着きやすい時期です。ただお腹はだいぶ大きくなってきて、お腹の「張り」(子宮の収縮感)を感じやすくなります。通常、痛みがなく、休めば落ち着いてくるような張りは悪影響を及ぼさないことがほとんどですが、張りが目立つときは無理せず休んだり横になったりして過ごしましょう。改善しない場合や性器出血もある場合には、すぐにかかりつけ医へ連絡しましょう。

執筆者プロフィール

重見 大介
しげみ だいすけ産婦人科オンライン代表
全国の自治体、企業向けにオンラインでの医療相談を提供する
「産婦人科オンライン」の創業から参画
全国の自治体、企業向けにオンラインでの医療相談を提供する
「産婦人科オンライン」の創業から参画
経歴
産婦人科専門医
医学博士
公衆衛生学博士
日本小児科学会成育基本法推進委員会 委員
日本医学大学 非常勤講師
医学博士
公衆衛生学博士
日本小児科学会成育基本法推進委員会 委員
日本医学大学 非常勤講師
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※プレコンセプションケア(プレコン)とは:
自分の身体や将来の妊娠について正しく理解して日常生活や健康に向き合い、
ライフプランを考えていこうというものです。
参考:プレコンセプションケアを始めてみませんか?
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ライフプランを考えていこうというものです。
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