2022年3月「育児・介護休業法」の改正で“男性の産休(妊娠・出産に伴う育児休業)”取得機会が広がります。産後の女性について正しい知識を身に着けて、ライフプランを考えてみましょう。
通常、出産すると女性は体力が大幅に消耗し、憔悴してしまいます。座ることや寝ることすら思い通りに出来ず、体力の回復には長い時間がかかります。また、子どもがおっぱいを十分に飲まない場合は、胸が張り痛むとともに、ひどい場合には乳腺炎などの病気になることもあります。
それで、出産が終わったのだから、すぐ妊娠前のように動けるようになると考えるべきではありません。
マタニティーブルーや産後うつという言葉を聞いたことがあるかもしれません。出産後の女性は急激なホルモンの変化により、精神的に非常に不安定な状態になることがあります。それもそのはず、出産による急激な体調の変化があるなかで、マニュアルがない育児に取組み、手探りで様々な不安に対処していかなければいけません。昼夜を問わず子どもが泣くと、なぜ泣いているのか理由を見つけるのも一苦労。もどかしい状況が続くことで、精神的にも休む時間がありません。
ここで、ある神奈川県職員が第二子の出産にともなって育児休業を取得した際の、日常生活の流れを見てみましょう。
ここから、育児において男性ができることのヒントがいくつか見えてきます。
これまで考えてきたように、出産後に男性ができることは、実はたくさんあります。協力して育児を行うことで、大変さを上回る喜びを得ることができるに違いありません。
とはいえ、初めての育児の場合、正解を探すのは男性にとってもストレスになるにちがいありません。女性の気持ちを聞きたくても、憔悴している状況で上手に気持ちを引き出すことができないこともあるでしょう。そんなとき、相談でき、経験を共有してくれる仲間がいると心強いですよね。
神奈川県では、男性が育児に前向きに、積極的に参加できるように、パパ達をつなぐコミュニティサービスを提供しています。ぜひ活用してくださいね。