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09. 妊娠中のお酒Q&A
赤ちゃんへの影響は?
妊婦さんがお酒を飲むと、アルコールは胎盤を通じて赤ちゃんへ移行します。赤ちゃんの肝臓は未発達でアルコールをうまく分解できません。その結果、脳や体に重篤な影響を及ぼすリスクが高まります。妊娠中はアルコール摂取を控えることが原則です。
妊婦さんから多くいただく質問や疑問にお答えしていきます。以下のQ&Aをぜひ参考にしてくださいね。
妊婦さんから多くいただく質問や疑問にお答えしていきます。以下のQ&Aをぜひ参考にしてくださいね。
妊娠中の飲酒は、赤ちゃんにどんな影響がありますか?
赤ちゃんの成長と発達への悪影響があります。
おなかの中の赤ちゃんへの影響として、胎児発育不全(赤ちゃんの体重が十分に増えない状態)があります。また、生まれた後の影響として、知能や注意力・学習力の低下などの障害、心疾患などの先天的異常、平たい顔、薄い唇、頭が小さいなどの特徴的な顔貌などが挙げられます。これらを総称して「胎児性アルコール・スペクトラム障害(FASD)」と言います。
妊娠に気づく前にお酒を飲んでしまいました。大丈夫でしょうか?
過去は気にしすぎず、気づいた時点から「禁酒」を徹底しましょう。
実は、妊娠4週未満の時期の飲酒であれば、赤ちゃんへの影響はほとんどありません。それ以降の週数でも、妊娠に気づく前の飲酒で必ず赤ちゃんへの悪影響が出るわけではありません。大切なのは、妊娠が分かったその日から飲酒をしない生活に切り替えることです。不安な場合は、妊婦健診の際に主治医へ正直に相談してみましょう。
少量(コップ1杯のビールやワイン)なら問題ありませんか?
「この量なら絶対に安全」という基準はありません。
妊娠中の体や赤ちゃんのアルコールへの耐性や影響は個人差が非常に大きいです。たとえ少量でもリスクはゼロではないため、妊娠期間中は一滴も飲まないのが最も安全です。
ノンアルコール飲料なら飲んでも大丈夫ですか?
「アルコール分0.00%」と表記されているものなら安心です。
日本の法律では、アルコール分1%未満であれば「ノンアルコール」と表示できるため、微量のアルコールが含まれている商品もあります。アルコールが全く含まれていないものを選ぶには、必ず容器やラベルの記載を確認し、「アルコール分0.00%」と明記されているものにしましょう。
そもそも、飲酒自体が将来の妊娠や出産に影響を与えることはありますか?
様々な影響が考えられます。
飲酒によって、脳の一部が萎縮する可能性や、男性の場合は、精子の質の低下、勃起不全のリスクが上がる可能性があります。喫煙など、他の不健康な行動への連鎖も考えられます。また、過度の飲酒によって臓器障害が起こると、その後の妊娠出産における合併症(妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病、産後異常出血など)のリスクが高まります。このような影響があることも、妊娠前の生活から意識しておくと良いでしょう。
お酒が好きな方にとって、長期間の禁酒はストレスを感じることもあるかもしれません。そんな時は、炭酸水で爽快感を味わったり、0.00%のノンアルコール飲料を活用したりして、無理のない範囲で気分転換をしていきましょう。パートナーや家族も禁酒に協力するなど、妊婦さんをサポートしてあげてくださいね。
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