主な不妊治療は、次の3つです。
- タイミング法
- 検査結果をもとに医師が排卵日を推測、医師から妊娠しやすい日について指導を受けながらその前後に性行為をすることをタイミング法と言います。タイミング法は不妊治療の一番はじめの段階です。
- 人工授精
- 子宮に精子を人工的に注入する方法です。排卵のタイミングに合わせて、元気な精子だけを送りこみます。
よく体外受精と混同されますが、全く違う方法です。体外受精より妊娠率は下がりますが、カラダへの負担・経済的負担が軽いことから回数を重ねることができます。
- 体外受精(顕微授精)
- 体外に卵子を取り出し、シャーレーの中で精子と受精させる方法です。受精卵が順調に分割して受精後2日目くらいの「初期胚」または5~6日後の「胚盤胞」の段階まで成長したら、カテーテルで子宮へ送り込みます。タイミング法や人工授精では妊娠できず、自力での受精が難しい場合が対象となります。
令和4年4月から人工授精・体外受精を含めて、基本的な治療は保険適用になりました。(一部の「オプション治療」は、「先進医療」として保険診療と併用できます。先進医療分は、治療費が全額自己負担です。)詳しくは、「厚生労働省HP」へ