不妊のこと

04.男性の原因

男性の原因

不妊の原因は男性側にもあるのですが、あまり知られていないのが現状です。男性の原因として多いのは、「造精機能障害」「性機能障害」「精路通過障害」の3つです。ただ、女性と同じように不妊の原因には個人差があり、男性不妊では約40%が原因不明と言われています。

造精機能障害
精子をうまくつくることができない状態です。男性不妊のほとんどの原因はこの造精機能障害です。この障害には、精液の中に精子が全くない「無精子症」、精子の数が極端に少ない「乏精子症」、数は十分ながらも精子に元気がない「精子無力症」などがあります。先天性のもの・精索静脈瘤(精巣上部に発生した血管のこぶ)などの病気がきっかけになるほか、アルコール、喫煙、肥満が要因になる場合もあります。
性機能障害
勃起や射精がうまくできない場合も不妊の原因になります。病気やストレス、陰茎への血流が減少することによって引き起こされるほか、性行為のタイミングなどに神経質になりすぎるという精神的な原因が考えられます。
精路通過障害
精子の通り道が狭かったり、詰まっているために、射出された精液に精子がみられない場合です。先天性のものや炎症やケガがきっかけになることもあります。
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